AGCは7月20日、同社のCDMO(Contract Development & Manufacturing Organization)事業子会社である米AGC Biologicsが、スイスMolecular Partnersの開発する新型コロナウイルス感染症向け治療薬候補「MP0420」の製造を受託したことを発表した。
同治療薬候補は、新型コロナウイルスの表面に存在するスパイクたんぱく質に特異的に結合することで、新型コロナウイルス感染症の治療、および予防効果が期待されている。
AGC Biologicsでは、臨床試験用に100リットルおよび1000リットルの微生物バイオリアクターを用いて製造を開始する予定としている。
なお、同治療薬候補は、2020年後半の臨床試験開始を目指し開発が進められているという。
