NTTドコモ モバイル社会研究所は6月24日、2020年1月にWebで行った無料動画サービスおよび有料動画サービスの認知率と利用率の調査結果を発表した。
同調査は全国の15~79歳男女(有効回答数:6,925人)を対象にしたもので、利用率は、「月1回以上」そのサービスを利用しているという回答で集計を行っている。
同調査によると、無料動画サービスの認知率はYouTubeが95.1%と非常に高く、広く知れ渡っていることが明らかになった。またニコニコ動画は約8割、GYAO!は約7割、AbemaTV、TVerは約6割の認知率があったという。
「月1回以上」の利用率についてはYouTubeが62.3%と他の無料動画サービスよりも圧倒的に高く、他の無料動画サービスは10%程度の利用率にとどまり、認知はされているものの、それほど多くは利用されていないことが判明した。
有料動画サービスについてはAmazonプライム・ビデオの認知率が約8割でトップ。続いてHuluが約7割、スカパー!オンデマンド、Netflix、dTVが約6割と続いている。
利用率はAmazonプライム・ビデオが16.5%と他の有料動画サービスよりも圧倒的に高く、またYouTube以外の無料動画サービスの利用率よりも高かった。他の有料動画サービスは、認知率は高いものの利用率はNetflix、Huluをはじめ5%以下という結果が得られた。
同社は、新型コロナウィルスの感染拡大防止に伴う外出自粛が続き自宅で過ごす時間が増えたこと、5Gサービスの開始、さまざまな動画コンテンツの登場によって動画サービスの視聴は今後も拡大していくと想定している。