東レは4月13日、同グループの有するグローバルな生産設備をフル活用し、日本国内向けに、マスク用不織布の供給体制を強化・拡充する方針を決定したと発表した。

これまで、同グループは海外子会社でマスク用不織布の増産を進めており、現在は国内の大手マスクメーカーを中心に、1カ月当たりマスク約3000万枚分の供給を行っているという。

まずは、これら設備でのさらなる増産を行うことで、東レグループからの日本国内メーカー向けの供給量を、今年5月から1カ月当たりマスク約6000万枚にまで拡大させる。

国内では、東レ滋賀事業場内にある不織布試験設備の量産対応化検討に着手しており、今年5月以降に1カ月当たり最大でマスク約2000万枚分の国内供給体制確立を計画している。

医療関係向けの防護服についても、国内外を含めた生産・供給体制を早期に確立し、日本国内に供給していくことを検討中。