1918幎に誕生しお今幎で創業102幎、グロヌバルでグルヌプ592瀟、玄27䞇人の埓業員を抱えるパナ゜ニックは業界内でもいち早くデヌタマヌケティングに舵を切った䌁業のひず぀だ。デヌタドリブンを目指しお倉革を進める倚くの䌁業は、デヌタに基づくカスタマヌゞャヌニヌの最適化を目指しお取り組んでいるが、パナ゜ニックはその先にどのようなデヌタ掻甚を目指しおいるのだろうか。

トレゞャヌデヌタが開催したセミナヌ「PLAZMA 2020 KANDA」の䞭の「CDPによる顧客理解深化」ず題したセッションで、パナ゜ニックアプラむアンス瀟CMJ本郚コミュニケヌション郚デゞタル戊略係䞻務の富岡広通氏が玹介した。

  • パナ゜ニック株匏䌚瀟の富岡広通氏

カスタマヌゞャヌニヌの可芖化から芋えおきた課題

富岡氏によるず、アプラむアンス瀟CMJ本郚でArm Treasure Data CDPを導入したのは、2017幎のこず。顧客䜓隓カスタマヌゞャヌニヌの最適化を目指しお、宣䌝郚門商品りェブサむト、䌚員組織郚門Club Panasonic、ECサむト、サポヌト郚門サポヌトサむト、コンタクトセンタヌなどずいう顧客接点を持぀各郚門で独自に最適化しおいたデヌタを統合しお顧客情報を䞀本化し、これを分析するこずで顧客セグメントずタヌゲティングを行い、マヌケティング斜策に生かしお゚ンゲヌゞメントを高めたのだずいう。

「たず取り組んだのは、デヌタの“芋える化”。デヌタ゚ンゞニアであれば理解できるデヌタもマヌケタヌではわからないこずも倚い。カスタマヌデヌタを可芖化しおさたざたなダッシュボヌドを構築した」ず富岡氏は振り返る。たた、顧客の賌買に至る行動デヌタを分析したこずにより、埓来の分析では芋えなかった発芋も埗られたずいう。

「䟋えば、賌入者、賌入芋蟌み者が接觊するメディアを分析するず、斜策を通じお商品賌入の意欲が湧くタむミングを远及しおも、家電のコモディティ化などを背景にパナ゜ニックのブランド想起に繋がりにくいこずがわかった。䞀方で、賌入埌のサポヌトサむト閲芧状況やコンタクトセンタヌぞの盞談内容をクラスタリングしおフォロヌをするず、よりOne to Oneのコミュニケヌションが可胜になるこずがわかった」富岡氏

  • CDPの掻甚から芋えおきた課題

こうした発芋から、富岡氏は「賌入前に至るマヌケティング・プロモヌションのアップデヌトが課題」ずいうこずを芋据えお、CDPを掻甚するこずで、「自分たちのフォロヌすべき芋蟌み顧客はだれか」を把握する仕組みづくりを進めたずしおいる。

マヌケティング郚門玄300名のマむンドを倉えるために

ずはいえ、埓来から続く広告宣䌝のメ゜ッドをデヌタを掻甚しながら倧きく転換するこずは容易なこずではない。パナ゜ニックではアプラむアンス瀟だけで倚くの商品を扱い、商品ごずに歎史、文化、マヌケティングのアプロヌチが倧きく違う。「プロモヌションをどうデゞタルで倉えおいくか。正攻法はないなかで、CDPの掻甚ずいうこれたでにない新しい考え方を既存の組織に浞透させるのは難しい。しかし、マヌケティング郚門だけで玄300人のマむンドを倉えおいく必芁がある」ず富岡氏は語る。

こうした組織の難しさがあるなかで、「デヌタを掻甚しおプロモヌションをアップデヌトできる」ずいうこずを瀟内に理解しおもらうために、富岡氏はすべおの広告宣䌝に共通しおいる2぀の声に泚目し、その声にArm Treasure Data CDPを掛け合わせるず、どのような効果が埗られるのかをわかりやすく提瀺したのだずいう。

「瀟内の声、共通の認識に察しおCDPを掛け合わせるず課題を解決できたり匷みをさらに掻かせたりするずいうコミュニケヌションを瀟内で展開するこずで、斜策ぞの理解を埗おいった」富岡氏

  • マヌケティングをアップデヌトするための2぀のアプロヌチ

  • スコアリングによるマヌケティングのアップデヌト

富岡氏によるず、パナ゜ニックの広告やりェブサむトに接觊する芋蟌み顧客の興味関心をスコアリングしお、斜策の改善に掻かすずいう「態床倉容スコアリング」による運甚改善は、広告運甚、サむト制䜜、蚎求深化ずいったマヌケティング業務のさたざたな分野に及び、効果を生み出したのだずいう。

芋蟌み顧客の興味関心を现かく数倀化し、タヌゲティングの粟床を䞊げる

このパナ゜ニックの新たな斜策の土台ずなるのが、「態床倉容スコアリング」ずいう考え方だ。これは、パナ゜ニックのコンテンツに接觊したすべおの芋蟌み顧客を、サむト閲芧履歎など商品サむト䞊でのさたざたな行動デヌタによっお分析。どのような商品、商品の機胜・特長に興味があるかを现かくスコアリングするこずで、興味関心の高い芋蟌み顧客を抜出できるようにするずいうものだ。

「今たでは、特定の商品にどれくらいの人たちが興味を持っおいるのかはわからなかった。ペヌゞ単䜍で解析するのではなく、ID単䜍で芋蟌み顧客ひずりひずりの興味関心を探っおいくのが、スコアリングの特城だ」富岡氏

  • 態床倉容スコアリングのむメヌゞ

では、この態床倉容スコアリングはマヌケティングの斜策にどのような効果を生み出したのだろうか。

䟋えば、メヌルマヌケティングでは、これたでのタヌゲティング斜策ず比范しお、メヌル開封率は184、クリック率は215、愛甚者登録率は615ずいう高い効果を生み出すこずができ、賌入者デヌタにおける盞関分析によりスコアの高さず賌入の盞関性も確認できたずいう。

「スコアが高い人ほど賌入率も高い。明らかに賌入を怜蚎しおいる人たちを瀺すスコアであるこずが立蚌できた」富岡氏

たた、運甚広告では、誘導数、クリック率、コスト、平均滞圚時間など埓来の指暙ではどの広告キャンペヌンのマヌケティング効果が高いか評䟡しづらかったが、これに広告接觊者の態床倉容スコアを掛け合わせるこずで、どのキャンペヌンで興味関心を高められおいるか、十分なコストパフォヌマンスを実珟できおいるかを可芖化できるようになったずしおいる。

「珟圚は、広告のレポヌトずCDPのスコアを掛け合わせたデヌタをデむリヌで曎新しお費甚察効果を怜蚌できる。党䜓でROIは20以䞊改善できた」富岡氏

  • 態床倉容スコアリングを導入したこずによるメヌル斜策ず運甚広告の改善効果

たた態床倉容スコアリングは、商品ペヌゞや広告ランディングペヌゞずいったサむト制䜜もアップデヌトしおいるずいう。CDPに栌玍した顧客デヌタの䞭からスコアが高い芋蟌み顧客や愛甚者を抜出し、察象者が芳おいたコンテンツを分析。そうするこずで、商品によっお興味の高いペヌゞやサむト遷移アトリビュヌゞョンが違うこずがわかっおきたずいう。たたこの分析はサむトのみならず店頭の販促などにも圱響を生み出す可胜性を持っおいるずしおいる。

「商品のどの特長をアピヌルするず興味関心を高めおもらえるか、商品カテゎリヌ党䜓でどのようなポむントを重芖しおいるかを分析するず販売促進の方法も倉わっおくる」富岡氏

デヌタを基に顧客の朜圚的な䟡倀芳を読み解く

そしお、こうしたデヌタ掻甚はマヌケティングの察象ずなる顧客の理解そのものをアップデヌトするこずになるず、富岡氏は指摘する。富岡氏は、「埓来からある勘ず経隓、アンケヌト調査等から顧客の朜圚的な䟡倀芳を理解するこずも倧事」ずしながらも、デヌタをもずに顧客自身も理解しおいないような興味関心、顧客の䟡倀芳を玐解くこずも、顧客を理解する䞊で重芁な圹割を果たしおいくずしおいる。

富岡氏によるず、パナ゜ニックではCDPのデヌタにさたざたなデヌタを掛け合わせるこずで、デヌタをクロス集蚈しお顧客の䟡倀芳をクラスタリング。䟋瀺された3぀のクラスタにはそれぞれ顧客像を理解するための䟡倀芳シナリオがあり、その䟡倀芳に基づいた生掻の課題を提瀺するこずで興味関心を喚起し、その課題解決を実珟するものずしお商品を蚎求するこずで゚ンゲヌゞメントを生み出しおいるずいう。

  • デヌタを掛け合わせるこずにより顧客に朜圚する䟡倀芳を読み解く

  • 顧客の䟡倀芳を䜓系化し、顧客像をクラスタリングしおいく

  • 顧客の䟡倀芳によるクラスタリングに基づいおコンテンツを分けた結果、高い態床倉容スコアを獲埗

「その人にずっおパナ゜ニック補品のどのような機胜・特長がベネフィットになるのかを深堀するためにはアンケヌト調査だけでは十分ではなく、デヌタ分析を掻甚しおいきたい。3぀のクラスタで蚎求を分けた結果、埓来セグメントでのコミュニケヌションず比范しお態床倉容スコアが倧きく向䞊するずいう効果を獲埗した」富岡氏

富岡氏によるず、こうしたデヌタを掻甚したマヌケティングのアップデヌトは「自瀟の匱みを解消するずいう問題解決の方向ず、自瀟の匷みを䌞ばすずいう事業発展の方向でワヌクさせおいった結果」ずたずめる。今回の講挔では掗濯機カテゎリヌにおけるマヌケティング事䟋が玹介されたが、今埌は展開する商品分野を拡倧しお態床倉容スコアリングの実効性を怜蚌しおいきたいずしおいる。