JR東日本は6月4日、これまで「都区内パス」などのおトクなきっぷは磁気券での発売のみだったが、9月1日からSuicaでフリーパスタイプのおトクなきっぷを利用できるようにすると発表した。

これにより、フリーエリア内の駅の自動改札機をワンタッチで利用可能になるほか、おトクなきっぷのフリーエリア外に乗り越してもチャージ残高から自動精算が行われるようになる。

おトクなきっぷが利用可能なSuicaは、「My Suica(記名式)」「Suica カード」「Welcome Suica」。「Welcome Suica」は訪日外国人旅行者の利便性向上を目的とした IC カードで、500円の預り金(デポジット)がなく、カード購入日から28日間利用可能。鉄道・バスのほか、電子マネーとしても利用可能で、9月1日から販売される。

  • 「Welcome Suica」券面イメージ

手持ちのSuicaにおトクなきっぷを搭載することも可能。定期券などで利用中のSuica、クレジットカードなどと一体の一部のSuica、モバイルSuicaでは利用できない。

9月から、フリーエリア内の普通列車(快速含む)の普通車自由席、東京臨海高速鉄道線(りんかい線)全線、東京モノレール線全線がSuicaで乗り降り自由の「のんびりホリデーSuica パス」が発売される。同商品は、磁気での発売はなく、IC専用のきっぷとなる。

  • 「のんびりホリデーSuica パス」券面イメージ

  • 「のんびりホリデーSuica パス」フリーエリア

そのほか、既存の「都区内パス」「ヨコハマ・みなとみらいパス」「鎌倉・江ノ島パス」もSuicaで利用可能になる。