アドバンテストは5月7日、5Gで用いられる多様な周波数帯のRFデバイス/モジュール向け測定ソリューション「V93000 Wave Scale Millimeter」を発表した。
同ソリューションは、モジュラー方式のミリ波周波数帯(mmWave)双方向ポートを最大64有しており、5GやWiGigの異なる周波数のデバイス/モジュールのみならず、将来的に測定が必要になる周波数帯でも使用することができるATE(自動試験装置)。スケーラブルかつ広帯域のテストが可能で、UWB(ultra-wideband)のフルレート変調/復調試験をはじめ、5G-NR mmWaveでは最大1GHz、WiGig(802.11ad/ay)では最大2GHzの変調/復調試験が可能なほか、AiP(antenna-in-package)デバイスのビームフォーミング試験、OTA(over-the-air)試験も可能となっている。
なお、同ソリューションはすでに一部の顧客向けに5GとWiGigのマルチバンドデバイス測定向けに先行して活用されているが、5Gの活用が高まる今後に向けて今回、正式注文として受付を開始したとしている。