東日本電信電話(以下、NTT東日本)の神奈川事業部と小田急箱根ホールディングス、コンピュータサイエンス研究所は3月28日、箱根湯本駅にて、多言語に対応するコミュニケーションロボットを活用し、観光客への新たな情報提供による満足度向上などを目的とした実証実験を開始すると発表した。
同実験は、箱根登山鉄道 箱根湯本駅の改札口付近に、コミュニケーションロボット「Sota」を設置し、駅構内の案内や周辺施設、観光スポットを多言語で案内するというもの。「Sota」との自然対話による音声案内や、 観光ポータルサイト「箱根ナビ」との連携による観光情報提供なども行っていく。
また、今回の機能にはコンピュータサイエンス研究所の「ロボナビ」を、地図にはゼンリンの地図データをベースに、ゼンリンデータコムの多言語地図「日本語」 「英語」「中国語」「韓国語」を使用した。
実施期間は3月29日~5月31日までを予定。その後は、利用者による問いかけや履歴を分析し、関係者との意見交換を通じて改善の上、再度実施を検討するという。