ABEJAは3月5日、昨年11月末にダイワロジテックを新規引受先とした第三者割当増資を実施し、ダイワロジテックと大和リビングマネジメントと業務提携に向けた具体的な検討を開始した。

ダイワロジテックとは、ネット通販などによる配達量の増加が著しい半面、配達員の確保が難しい状況が続いていることから。物流センターにおけるAI・ロボットを活用した業務の最適化を目指す。まず、カメラやビーコンなどのIoTセンサで、物流センターの作業員の業務や商品を運ぶ機械の動線を可視化する。

その中で物流センター内のシステム運営の制約になっている課題を見つけ、AI化での解決を図る。また、各課題の解決にとどまらず、物流センター全体の業務の最適化・自動化の支援も検討しており、一連のプロセスで得た知見を外部企業のソリューションに転用するための新規事業にも共同で取り組むことも視野に入れている。

大和リビングマネジメントとは、賃貸住宅における管理業務は365日24時間対応の平準化が求められることに反して、従業員の「働き方改革推進」が急務とされており、管理業務の効率化を図る。

取り組みとしては、積極的なAI導入を提案していきます。例えば、水回りなど居室内の不具合受付やその対応方法、または日常清掃のあり方や現場巡回時のルート作成など、あらゆるシーンにおける現場実務の課題を共有し、AI化に向けた模索をし、働き方改革の積極的な展開を見据え、現場実務の課題を改善するための業務連携強化を予定している。