amsは、狭額縁(ナローベゼル)を特徴とする最新のスマートフォン(スマホ)に最適化した、スリムなパッケージサイズ(1.44mm×2.84mm×0.65mm)の完全一体型カラー/環境光/近接センサモジュール「TMD3702VC」を発表した。
同モジュールには、赤外線(IR)エミッタ、赤外線(IR)検出器、4つのカラーセンシングチャネル、ならびに光学フィルタが組み込まれており、中でも近接センサの垂直共振器面発光型レーザー(VCSEL)クラス1 Eye Safe 940nmエミッタは、競合製品が採用しているLEDエミッタに比べ、光学的に高い効率性を発揮できるとのことで、これにより1.8V時の同モジュールのアクティブモードにおける平均消費電力は低い水準で維持できるようになり、スリープモード時のデバイス消費電流は0.7μAとなっている。
これによりスマホメーカーは、通話時におけるスマホのタッチスクリーンの自動的な無効化、ならびに周囲の条件に応じた画面の明るさの調整をより最適化し、より優れた使い心地と低消費電力を実現するスマホの開発が可能になるとするほか、より狭額のベゼルを特徴とするデザインを採用し、本体のサイズに対する表示エリアの比率を高めることが可能になるとしている。
なお、同モジュールはすでにサンプル出荷を開始しており、発注数量は1000ユニット単位となっている。また、評価キットの提供もすでに始まっているという。