ソフトバンクと九州産業大学は11月15日、ICTを利用したスポーツの遠隔指導に関する実証実験を同日から2019年3月末日まで実施すると発表した。
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実証実験の概要
実証実験は九産大の人間科学部スポーツ健康科学科において、ソフトバンクのオンラインレッスンプラットフォーム「スマートコーチ」を利用し、指導法や新たなスポーツ教育の検討を行う。
剣道、バレーボール、ハンドボール、準硬式野球の部活動4種目、約100人の学生を対象に学生がスマートフォンなどで撮影してアップロードした競技中の動画に九産大の専門教員やコーチが動作の改善点などを文字、図形、音声などで指摘し、システムを介してフィードバックを行うものとなり、場所や時間に制約されないオンライン指導の有効性について検証する。
また「スポーツ科学演習」講義やゼミにおいて、オンライン指導の利用方法などを議論し、スポーツ教育への応用の可能性を探ることを予定している。ソフトバンクは、今回の実証実験ではスマートコーチの提供および使用するタブレット端末を無償で貸し出し、スポーツ教育におけるICT利用の拡大を支援する。
九産大では、期間中に同プラットフォーム上の動画やコミュニケーション記録のデータ分析などを行う研究会や、学生同士の意見交換会などへの利用、新たなスポーツ教育方法、ICTに習熟した体育教員養成への有効性の検証なども行い、2019年春以降の対象拡大や学内他学部との連携によるプラットフォーム強化の可能性なども視野に入れ、実証実験を進める。
