Sophosは10月22日(米国時間)、「Up to 9.5 million net neutrality comments were fake – Naked Security」において、米国連邦通信委員会(FCC: Federal Communications Commission)のネット中立性ルールの策定に関するパブリックコメントにおいて、950万に上る偽のコメントが投稿されていたと伝えた。ニューヨーク州司法長官のBarbara Underwood氏は、この件に関して14の企業および団体を召喚したという。

  • Up to 9.5 million net neutrality comments were fake – Naked Security

    Up to 9.5 million net neutrality comments were fake – Naked Security

ネット中立性ルールの策定に関するパブリックコメントにおいて窃取された大量のアカウントが使われている可能性があることは2018年5月の時点で指摘されていた。この時、窃取された200万のアカウントを悪用して偽のコメントが大量に投函された可能性があるとされていた。ちなみに、この時点のユニークなコメントは全体の6%のみといった調査結果も出ている。

偽のコメントは実在する人物の名前および住所を使って投函されたとされている。名前を悪用された人物は自分がそのコメントを投稿したとは知らされておらず、窃取されたアカウントによって自動的に投函が行われたと見られている。