日本能率協会とジョリーグッドは21日、「VR食品安全人材育成ソリューション」を共同で開発したことを発表した。

  • 異物混入や食中毒など、食品工場で起きるリスクへの対応をVRで体感

    異物混入や食中毒など、食品工場で起きるリスクへの対応をVRで体感

同ソリューションは、ジョリーグッドのVRxAI人材育成ソリューション「Guru Job VR」をベースに、食品安全分野における国際規格「FSSC22000(Food Safety System Certification 22000)」の認証機関として国内最多の実績を持つ日本能率協会の監修のもと開発されたVR研修ソリューション。

審査のプロの視点・ノウハウを活かした食品製造事業者への食品安全教育を、高精細VR映像のリアリティとVR空間の行動解析AIエンジンで実現するもので、一般衛生管理、HACCP、食品安全の国際規格「FSSC22000」などの食品工場における食品安全の基準を、工場で働く方々がVR空間で体験し、学び、そして「気づき」を共有することができるようになっている。

FSSC22000の認証取得は、世界の流通・食品大手企業から食品製造事業者に求められている「国際基準」を満たしていることの証明となる。同ソリューションでは、食品工場を再現したVR空間の中で、様々な原因で起こりうる異物やアレルゲンの混入、食中毒などのリスクへの対応を、各工場の現場の状況に合わせてリアルに研修をすることができるという。

また、FSSC22000の規格要求事項を満たした状態の食品工場を、高精細VRで視聴することで、同規格が求める高いレベルを、食品工場で働く人々が体感できるほか、ジョリーグッド独自の行動解析AIエンジンを活用することで、VR空間における研修内容の分析や、業務改善も実現できるソリューションとなっている。