Visual Studioエンジニアリングチームは5月8日(米国時間)、「Visual Studio Code C/C++ extension May 2018 Update – IntelliSense configuration just got so much easier!|Visual C++ Team Blog」において、Visual Studio向けC/C++エクステンションの最新版となる「C/C++ extension for Visual Studio Code」2018年5月アップデートの提供を開始したと伝えた。同チームは、今回のアップデートを過去2年間で最も重要なアップデートとしている。

今回のバージョンではIntelliSenseの恩恵を受けるために必要となる設定が大幅に削減されたほか、次のアップデートが含まれている。

  • includePathにおける再帰的検索機能
  • WSL、MinGW、Cygwinに対する定義を行っているまたは含んでいるシステムの自動検出機能
  • グローバルIntelliSense設定
  • IntelliSense向けにVcpkgiツールでインストールされたライブラリの自動検出機能
  • #includeの自動補完機能
  • C/C++コードスニペット機能
  • Windows 10 17110およびこれ以降の環境におけるWSLサポートの追加
  • includePathで/**を指定すると再帰的検索の対象となる - 資料: Visual Studioエンジニアリングチーム提供

    includePathで/**を指定すると再帰的検索の対象となる - 資料: Visual Studioエンジニアリングチーム

  • WSLへの最奥機能が入ったため/usr/bin/gccといった指定を行うとWSLにおけるパスが自動的に使われるようになる - 資料: Visual Studioエンジニアリングチーム提供

    /usr/bin/gccといった指定を行うとWSLにおけるパスが自動的に使われるようになる - 資料: Visual Studioエンジニアリングチーム

  • #includeの自動補完機能 - 資料: Visual Studioエンジニアリングチーム提供

    #includeの自動補完機能 - 資料: Visual Studioエンジニアリングチーム

  • C/C++コードスニペット機能 - 資料: Visual Studioエンジニアリングチーム提供

    C/C++コードスニペット機能 - 資料: Visual Studioエンジニアリングチーム

今回の発表には、AIを活用した高度な補完機能であるIntelliCodeに関する説明は含まれていない。IntelliCodeの機能は今後のアップデートで対応されると見られる。