Visual Studioエンジニアリングチームは5月8日(米国時間)、「Hyper-V Android emulator support|The Visual Studio Blog」において、Windows 10の春のアップデートから、Hyper-Vと互換性があるAndroidエミュレータ機能が利用できるようになったと発表した。同機能により、IntelのHAXMハイパーバイザを利用することなく、高速なAndroidエミュレータの利用が可能になるという。

今回導入された機能を使うことで、WindowsでAndroidアプリを開発しているユーザーはこれまでよりも高速なAndroidエミュレータ機能を利用できるようになる。機能を有効にする方法は次のとおり。

  1. 「Hyper-V」および「Windowsハイパーバイザープラットフォーム」の機能を有効化してからシステムを再起動
  2. 最新のVisual Studio Tools for Xamarinプレビュー版をインストール。Visual Studio 2017 version 15.8 Preview 1またこれ以降のバージョンと、Mobile development with .NET (Xamarin)ワークロードのインストールが必要
  3. Visual StudioのAndroid Emulatorをバージョン27.2.7またこれ以降のバージョンへアップデート
  • Hyper-V機能を有効化

    Hyper-V機能を有効化

  • Windowsハイパーバイザープラットフォーム機能を有効化

    Windowsハイパーバイザープラットフォーム機能を有効化

同機能はプレビュー版として公開されてている。Visual Studioエンジニアリングチームは、開発者に対してプレビュー版を試すとともに、問題を見つけた場合はフィードバックをあげてほしいと呼びかけている。