Googleは5月8日(米国時間)、米国で開催中の年次開発者会議「Google I/O 2018」において、GmailにAIが返信を予測入力する新機能「Smart Compose」を追加すると発表した。
Gmailは、受信メールの内容からAIが返信メールを作成する機能「マートリプライ(Smart Reply)」を備えているが、Smart Composeはこれを進化させたもの。
Smart Composeでは、文章を少し入力すると、AIが候補の文章を提示し、提示された内容をTabで確定していくことで、文章が完成する。関連する文脈のフレーズを提案することも可能で、例えば、金曜日であれば、文末に「素晴らしい週末をお過ごしください」といったフレーズを提案するという。
Googleは、Smart Composeによって、つづりや文法上の誤りを減らしつつ、メールの作成に費やす時間を節約するのに役立つとしている。
Smart Composeは今後、数週間かけて、コンシューマー向けにリリースされ、G Suiteユーザーには数カ月かけてリリースされる予定。