Googleは4月26日、Web版Gmailにおいて大規模なアップデートを実施したと発表した。

最新版の最大の特徴は、受信トレイからアクセスできる機能が拡張されていること。「受信トレイのリストから添付ファイルを直接開ける機能」「あとで読みたい新着メールを一時スヌーズする機能」「Google カレンダー、To do リスト、Google Keepを受信ボックスの隣に表示するためのアイコン」が追加された。

具体的には、受信ボックスのメールにマウスを合わせると、「アーカイブ」「削除」「未読にする」「スヌーズ」のボタンが表示されるようになった。「スヌーズ」のアイコンを選択すると、「今日中」「明日」「来週」のほか、日時を指定できる。ファイルが添付されたメールには、リストで画像を示すアイコンが追加され、これをクリックすると画像を直接閲覧できる。

  • アップデートされたGmailの受信ボックス。スヌーズは「今日中」「明日」「来週」のほか、日時を指定できる。ファイルが添付されているメールには画像を示すアイコンが表示される

また、AIによって、確認や返信を忘れないよう、メール本文の横にリマインダが表示されるようになる。

セキュリティの機能も拡張されており、追加された送信方法である「情報保護モード」は、転送やコピー、ダウンロード、印刷を制限し、メールに閲覧期限を設定することができる(この機能は今後数週間で展開されるという)。閲覧期限を過ぎたメールは、自動で消去される。

「情報保護モード」を利用する際は、メールの作成画面で表示されるアイコンをクリックし、必要な情報を設定する。また、リスクが高いメールだと判断した場合、警告が表示される。

  • 「情報保護モード」を設定する画面

アップデートされたGmailを使いたい場合は、画面右上の「設定」のアイコンから、「新しいGmailをお試しください」を選択するだけでよい。元に戻したい場合は、同様に、「設定」のアイコンから「以前のメールGmailに戻す」をクリックすればよい。なお、ヘルプの「Gmail の新機能」からも、新機能について確認できる。