インターステラテクノロジズ(IST)は4月29日、同日5時から8時に予定していた「MOMO」2号機の打ち上げを見送ると発表した。同社は見送りの理由として、「機体搭載バルブ駆動用窒素ガスの圧力が異常値を示したため」と説明している。なお、次の打ち上げ時間は11時から12時30分を予定している。
既報の通り、ISTは4月28日の打ち上げ予定を見送り、29日での打ち上げを目指すとしていた。28日に行われた会見では、機体に大きなトラブルがあったわけではなく、チェックリストの項目の確認に時間がかかったことが原因であったと説明がなされていた。
その後、28日23時より機体は射点へと運ばれ、29日3時より燃料であるEA(エチルアルコール)の充填作業が行われていた。順調に行けば6時10分での打ち上げが行える予定であったが、急遽、打ち上げを見送ると発表された。
ISTはこれから、MOMO2号機の打ち上げ準備手順を一旦中止し、燃料を排出し、機体を横向けにしたのちに、確認作業を行うとしている。
次の打ち上げ予定時間は、11時から12時30分を予定している。その時間帯での打ち上げも厳しいようであれば、同日16時から17時30分での打ち上げの可能性もある。
本誌では引き続き、打ち上げの様子をレポートする予定であるため、続報をお待ちいただきたい。