現在の都内の通勤電車はとんでもない混雑状態だ。長時間の圧迫は、決して健康にプラスにはならないし、怪我や事故の原因になりかねない。東京メトロでも、時差出勤のお願いを行っており、東京都では「時差Biz」プロジェクトへの参加企業を求めている。ここに課題があるのは間違いない。

乗り換え案内サービス「駅すぱあと」を提供するヴァル研究所は、「駅すぱあと 通勤費Web」や「駅すぱあと 旅費交通費精算Web」など交通費精算システムにドコモ・バイクシェアの自転車シェアリングとの連携したサービスを4日よりリリースする。

  • 同社資料より

都市部や観光地への設置が増加している自転車シェアリングだが、東京都区部においては通勤などビジネスでの利用ケースも増えている。しかし、自転車シェアリングに対応した経費精算システムや通勤手当の支給規定が無いために会社側では申請・承認できないという状況がある。今回両社は、国内初になるという自転車シェアリングに対応した交通費精算システムをサービスとしてローンチする。システムが対応していないために、企業側も能動的には対応できていないという状況の改善に期待が掛かかる。現在の対応エリアは以下のとおり。

・千代田区コミュニティサイクル「ちよくる」
・中央区コミュニティサイクル
・港区自転車シェアリング
・新宿区自転車シェアリング
・文京区自転車シェアリング
・江東区臨海部コミュニティサイクル
・品川区シェアサイクル
・大田区コミュニティサイクル
・渋谷区コミュニティサイクル
・練馬区シェアサイクル
・横浜コミュニティサイクル「baybike」
・仙台コミュニティサイクル「DATE BIKE」
・広島市観光レンタサイクル「ぴーすくる」