レポート文書を作成したり、企画書を作成したり、そのためのデザインを作成したり、はたまた簡単なマクロを作成したりと本気で仕事と向かい合う人たちは当然、ビジネスシーンでも見かける。何度も推敲を重ねた企画書やレポートにデザインは、やはりそうでないものとの違いがひとめでわかる。

ビジネスデバイス市場にも優れたツールを世界で提供するLogitech Internationalの日本法人ロジクールが今月日本でも販売開始したキーボード「CRAFT(クラフト)」はその名が示すようにビジネスシーンにおける職人たちに捧げるキーボードになる。


  • CRAFT(Github上の「Craft Crown SDK」より)

    CRAFT(Github上の「Craft Crown SDK」より)

キーボード左上に鎮座するオーディオのボリュームコントロールのような重厚な円形の物理ダイヤル"CROWN"は、Windows/Macともに各種の汎用的な操作に対応するほか、Microsoft ExcelやWord、PowerPointなどのビジネスソフトからAdobe Photoshop CCやIllustrator CCでの細かな操作に割り当てられる。公式サイトから良く使用するアプリ用のプロファイルをダウンロードしたデバイスのカスタマイズの幅も広く、Excel上でセルを選択し、ダイヤルを回すだけでグラフを瞬時に作成するなどハードウェアとそれを支えるソフトウェアを見事に融合させている。

  • "CROWN"を回す様子(Github上の「Craft Crown SDK」より)

    "CROWN"を回す様子(Github上の「Craft Crown SDK」より)

同社は29日、このCRAFTの対応ソフトウェアのアップデートとプラグイン開発者向けにソフトウエア開発キット「Craft Crown SDK」をGitHubに公開したことを発表した。 ユーザー向けのアップデートでは、希望の声が多かったというAdobe Lightroom CCへの対応のほか、Adobe Reader DC on Windowsでのズーム・ページ変更・水平スクロール機能への対応、Safariのタブ切り替え、イメージビューワPreview on Mac、Spotifyでの音楽の再生、一時停止・音量の変更・楽曲の変更機能などユーザーの多いソフトウェアでの対応機能が増加している。またSDKは、ソフトウェア開発者などを対象にCraft Crown対応プラグインの作成の手順を示すものでC#, C++, Objective-CでのサンプルコードやAPIの使用例などもまとめられている。