スカイロボットは、産業用ドローン技術プロバイダであるPrecisionHawk USA(プレシジョンホーク、以下 PrecisionHawk)と、日本におけるi-Construction対応ドローン3D空中測量、CIMおよびドローン精密農業の分野でリセラー契約を締結したことを発表した。

  • PrecisionHawkの土木建築・測量業界向けソリューション

    PrecisionHawkの土木建築・測量業界向けソリューション

欧米でもドローンによる3D空中測量やBIM(Building Information Modeling=日本のCIMに相当)の活用が進んでおり、さらにLIDARセンサをドローンに搭載し、自然地形・森林・建造物などの測定をセンチメートル単位の精度で行う最先端技術が実用化されつつある。また、世界人口の急激な増大に対処するための食料・飼料の増産が急務となっている。

そこで、ドローンに搭載したマルチスペクトルカメラで農地を空撮し、作物の健康状態や病害虫による被害の有無をクラウド解析し、IT農機や農薬散布ドローンと連携して集中防除・可変量施肥することにより、環境保全を計りつつ食料・飼料の増産を図る技術が欧米で実用化されている。

  • (左)PrecisionHawkの固定翼型ドローンとPCアプリ、(右)ドローンで農作物のマルチスペクトル画像を空撮し、PrecisionHawkのクラウドサービスで解析

    (左)PrecisionHawkの固定翼型ドローンとPCアプリ、(右)ドローンで農作物のマルチスペクトル画像を空撮し、PrecisionHawkのクラウドサービスで解析

スカイロボットは、PrecisionHawkとの提携により、ドローン操縦士協会(DPA)傘下のドローンスクールジャパン(DSJ)系列校で、3D空中測量・CIM・精密農業分野における産業用ドローン操縦士の育成を図る。それらのソリューション&サービスを、PrecisionHawk/DPA/スカイロボットの3社で共同開発し、我が国の土木建築・測量業界の発展及び農業のICT化による食料・飼料の増産に貢献するとしている。