KDDIは12月5日、広範囲なエリアでIoTを実現するLoRaWANに対応した「LoRa PoCキット」の提供内容に、新たに屋内向けキット専用の低価格オプションとGPSトラッカーを追加したことを発表した。併せて、6カ月間の利用期間終了後も低コストで検証を続けられる、3カ月の利用期間延長オプションの提供も開始した。

「LoRa PoCキット」は、KDDIのIoT向け回線サービス「KDDI IoTコネクト Air」とソラコムが開発したシステムを連携させた、法人向けの検証キット。2017年1月の提供開始時は「屋外向け」のみとなっていたが、このたび、より手軽に低コストで利用できるよう、新たに「屋内向け料金」が追加された。

また、追加提供されるGPSトラッカーは、LoRa端末にGPS測位機能とバッテリーが内蔵されており、新たな端末の開発が必要なく簡単に検証試験などに活用できる。

新たに追加された屋内向けの提供価格は、LoRa端末(10台)、「KDDI IoTコネクト Air」対応ルータ(1台)、「KDDI IoTコネクト Air」通信費(6カ月分)、LoRa端末、LoRaゲートウェイの管理コンソール利用料(6カ月分)、サポート費用(問い合わせ対応/6カ月)、LoRaゲートウェイ (屋内用1台)で80万円(「屋外向け」は同内容で120万円)となっている。

また、追加提供されるGPSトラッカー(GPS機能+バッテリー内蔵のLoRa端末×1台)の価格は2万円。そして、新設された「利用期間延長オプション」(「KDDI IoTコネクト Air」通信費 3カ月分、LoRa端末、LoRaゲートウェイの管理コンソール利用料 3カ月分、サポート費用:問い合わせ対応/3カ月)が1s6万円となっている。