Googleは11月7日(米国時間)、「Getting hyper-local: Mapping street-level air quality across California」において、カリフォルニアにおいて実施した大気汚染観測データをGoogle Earthにマッピングした画像および動画を公開した。研究者はこれらマップのもととなったデータにアクセスすることが可能としており、研究に活用してほしいと説明している。

大気汚染データの観測はセンサーを取り付けたストリートビュー・カーを使って実施。Google Earthでは、ロサンゼルス、サンフランシスコ、カリフォルニアセントラルバレーリージョンのマップに大気汚染データがマッピングされた様子を確認できる。

カリフォルニア大気汚染データ - 資料: Google提供

カリフォルニア大気汚染データ - 資料: Google提供

カリフォルニア大気汚染データ - 資料: Google提供

カリフォルニア大気汚染データ - 資料: Google提供

Gppgleは、大気汚染データは自治体などの単位で計測結果が公表されるが、実際には計測する場所が違えばそれこそストリートごとに状況は異なるはずと指摘。ストリートビュー・カーを使って細かく観測データを取得することで、大気汚染の状況をより子細に調査することができるとしている。

大気汚染は地球環境や健康に影響をもたらすことが知られている。Googleはこうしたデータが継続可能な都市の開発、温室効果ガス排出の削減、大気汚染の軽減などにつながってくれればと説明している。