SBIホールディングスは10月12日、FinTechを活用しベンチャー・中小企業向けに資金調達支援プラットフォームなどを提供する「SBI CapitalBase株式会社」を設立したことを発表した。
SBI CapitalBaseはベンチャー・中小企業における多様な資金調達ニーズに応えるべく、伝統的な「株・債券」を用いた手法から、最新技術を用いた「Initial Coin Offering(ICO:仮想通貨による資金調達)・購入型クラウドファンディング」などのオルタナティブな手法まで、複数の資金調達手段サービスを提供することで、企業の成長ステージに応じた最適な資金調達をサポート。また、M&Aプラットフォームの提供を通じてベンチャー・中小企業におけるM&A案件のアレンジもサポートする。
これまで、非上場企業を対象とした資金調達支援サービスは一部の投資家を対象とした限定されたものだった。これに対し、SBI CapitalBaseは近年の成長著しいFinTech分野における中心的技術である「ブロックチェーン・ビッグデータ・AI」といった技術をベースに投資家の裾野を拡大しつつ、オンラインで効率的なマッチングを実現させることでベンチャーエコシステムを活性化させ、新産業の育成を目指す。