京セラコミュニケーションシステムは、ユーザーが自由にSigfoxネットワークを構築できる、Sigfox基地局のレンタルサービスを開始したと発表した。

レンタルされる基地局本体(Access Station Mini)

同サービスは、Sigfox基地局レンタルに加え、基地局からSigfoxクラウドまでのバックエンド回線を合わせて提供するもの。同社は、2017年2月の東京23区、川崎市、横浜市、大阪市でのSigfoxネットワークサービス提供開始を皮切りに、全国主要都市にエリア展開を進めており、その中でユーザーからは、山間部の法面監視、獣害対策、閉空間での利用など、サービスエリア外での利用に関する要望が多くあり、そのニーズに応えた形となる。

レンタルされる内容は、基地局本体(Access Station Mini)、屋内アンテナ、バックエンド回線(3Gドングル接続)で、主に屋内利用向けのSigfox基地局だが、屋外設置も可能となっている。なお、Access Station Miniの出荷は、2017年12月末に予定されており、屋外設置専用の基地局(Access Station)のレンタルサービスも行っているという。初期費用は1台あたり2万4,800円(税抜、設置工事は含まず)、月額費用は1台あたり9,800円(税抜)、契約期間は2年で2年以降は1年更新となっている。また、基地局の保守・運用は同社が行う。申し込みの詳細は、同社の基地局レンタルWebページを参照のこと。

なお、2017年12月までに申し込みをすると、1局あたり10回線分の接続料が無償で提供されるキャンペーンが行われているということだ。