ソシオネクストとアドバンテックは、データセンターにおける映像処理向けに、MPEG2、AVC(H.264)および HEVC(H.265)をサポートするリアルタイムトランスコード処理用ハードウェアを提供することを発表した。

ソシオネクストのリアルタイム・トランスコーダーサーバー

ソシオネクストのトランスコードソリューション「メディアクラウド」は、OTT(Over the Top)等の映像配信サービス向けに、HEVC圧縮とリアルタイムトランスコーディング機能を提供している。

アドバンテック「VEGA7000」ファミリーの映像処理アクセラレータサーバーは、、OTTやクラウドワークフローにおける高密度トランスコード処理のスループットを最適化するよう設計されており、最大4機の「VEGA-3318」アクセラレーターを1Uのサーバーに統合し、1ラックユニットあたり32個の4Kp60プロファイルを提供することが可能だという。

今回の協業は、「メディアクラウド」のテクノロジーを「VEGA7000」ファミリー高密度ビデオサーバーに実装し、「映像セントリック」時代に向けた、高効率クラウドサービスを実現するとしている。

なお、データセンター向けVEGAソリューションは、Linuxおよび WindowsSDK、FFmpegプラグイン、および OpenStackをサポートする仮想化に対応したドライバーを搭載しているとのこと。