ルネサス エレクトロニクスは8月30日、ネットワーク監視カメラ向けに4K対応の848万画素CMOSイメージセンサ「RAA462113YL」を開発し、2017年12月より量産を開始する計画であることを発表した。
同製品は、0.1luxといった暗い環境下でも高い視認性を提供できるほか、4K画像を60fpsで出力できるため、電子ズームをしても視認性の高い画像を撮像することが可能だという。
また、1ラインごとに、長秒露光データと短秒露光データを別々に出力する「Line by Line HDR(High Dynamic Range)モード」をサポートしているため、明暗差のあるシーンでも動画の撮像が可能となっている。
なお、同社では、カメラモジュールメーカーと共同で複数のリファレンスボードを開発済みであり、すでにパートナー企業から入手することも可能となっている。また、今後について同社では、カメラモジュールメーカーと連携し、オートフォーカス機能やHDR機能、広域監視機能、手振れ補正機能など、さまざまな機能を実現するカメラモジュールを順次提供していく予定としている。