amsは7月19日、XYZ三刺激True ColorセンサIC「TCS3430」を発表した。同製品はディスプレイ管理、自動ホワイトバランス、カラーマネージメントなどに使用でき、ノートPCやスマートフォンなどのコンシューマ向けデバイスに適した省スペース設計となっている。
同製品は、人間の平均的光覚を定量化する際の業界標準となっているTrueColor機能を提供しており、RGBカラーセンサと置き換えることで、ユーザーは周辺環境の相関色温度(CCT)レベルに基づき、ディスプレイの色や明るさを暖色または寒色白色方向へ調整したり、ソース入力に基づいてカラーバランスや鮮明な画像を実現するキャリブレーション、写実的で色歪みが少ない画像などを実現することができるようになるという。
同製品のフィルタは、X、Y、Zチャネルに、高度な光源検出に使われる赤外チャネル2つを加えた5つのチャネルからなる。また、Yチャネルの可視光スペクトルのうち緑部分に対する反応が照度測定を提供することで、カラーセンサとしてだけでなく周辺光センサとしても利用可能だ。
なお、すでに2.41mm×1.75mm×1.00mmのICパッケージでサンプル出荷中で、発注単位は1,000ユニット単位となっている。また、評価ボードもすでに提供を開始しており、同社のICダイレクト・オンラインストアで入手できる。