リコーは、「映す・書く・共有する」でコラボレーションを促進する「RICOH Interactive Whiteboard」シリーズより新たに、65インチの「D6510」と、55インチの「D5520」の2機種を発売する。これにより、現在発売中の84インチ製品と合わせ、同シリーズは、全機種で共有の操作性と機能を備え、用途に応じて好みの画面サイズから選べるようになった。市場想定価格は、「D6510」が74万円前後、「D5520」が54万円前後。

RICOH Interactive Whiteboard D6510(オプションのコントローラーおよびスタンドを装着)

2機種とも、2015年に発売した前身機と比較して、USBポートの数を8ポートに増設し(前身機は1ポート)、USBポートからの電源供給が可能となった。また、新たにBluetooth機能を搭載し、対応スピーカーやマイクを利用できるようになった。

「D5520」は、前身機ではパネルへの書き込みは専用の電子ペンのみ対応していたが、新たに指やタッチペンでの書き込みも可能になる。これに加えて、オプションのコントローラーを装着することで、多彩な描画編集、異なる拠点との遠隔画面共有、作成したファイルのメール送信などを実現する。テレビ会議システムとの連携も強化し、RICOH Unified Communication System やマイクロソフトのSkype for Business によるFace to Faceのコミュニケーションを実現する。

さらに、非接触ICカードを用いたリコー個人認証システムAE2(別売)に対応し、セキュリティを高めるとともに、認証ユーザーのメールアドレスを取得してファイルを送信するなど、操作性も向上するという。