トータルではPCより生産性が高い可能性も

いま、仕事に使うPCといえばWindowsやMacが大半を占めている。たしかにPCの生産性は高いが、OSの複雑さから来るセキュリティ対策やメンテナンスのコストは無視できない。いざ使おうとしたらアップデートが始まってしまった、という経験がある人も少なくないだろう。

その点、Chromebookはシンプルでメンテナンスの手間が小さく、トータルで見れば生産性向上に寄与する可能性がある。企業の現場では「若者のPC離れ」がしばしば問題になるが、Chromeブラウザーを中心としたAndroidに近い操作性はスマホ世代の若者とも相性が良い。

常にデスクトップのExcelやPowerPointが欠かせないといった職場環境では難しいが、たまにWindowsアプリを起動したいという程度なら、集中管理されたWindows環境をリモートから利用するのが合理的だろう。これからは社内PCをChromebookに統一することで生産性向上を図る、という手も検討する価値がありそうだ。