ルネサス エレクトロニクス(ルネサス)と独CS Labは10月12日、ビルオートメーション向け通信プロトコルであるBACnetソフトウェアをRenesas Synergyプラットフォーム向けVerified Software Add-on(VSA)としてリリースすると発表した。

同VSAは、現時点でS7G2グループマイクロコントローラにのみ対応しており、Renesas SynergyプラットフォームのユーザーであればCS LabのBACnet通信スタックをすぐに使えるようになる。

BACnet通信スタックはHVAC(Heating,Ventilation and Air Conditioning)や照明など世界中で広く普及しており、今回発表したVSAはIP、EthernetまたMS/TPデータレイヤへの認証済で標準に準拠した実装を容易に実現するとする。同スタックの機能範囲はB-SS、B-SA、B-ASC、B-AACなどのプロファイルに準じたBACnetサーバの開発に適している。

他のVSAと同様に、BACnet VSAの評価版はRenesas Synergyギャラリーから無償でダウンロード可能だ。