大日本印刷(DNP)は10月6日、東京医科歯科大学歯学部附属病院の和泉雄一教授の監修のもと、自宅に居ながら歯ぐきの健康 警戒レベルを検査できるサービス「DNPお口健康ナビ」を開始すると発表した。

同サービスに先駆け、同社は簡単に採取できる唾液を検体として、歯周病の原因となる唾液中の歯周病菌の数を遺伝子解析技術でカウントした結果と、生活習慣に関するアンケート結果をもとに、歯科医師が直接診断した結果と同等の"歯ぐきの健康 警戒レベル"を通知する判定ロジックを開発したという。

利用方法としては、利用者は検査キットを薬局や医療機関などで購入し、キット内のチューブで唾液を採取するほか、生活習慣に関するアンケートに回答を行い、専用の郵便封筒に入れてポストに投函するだけで、後はDNPのお口健康ナビ検査センターが、それらを元に検査結果レポートを作成し、口腔ケアのガイドブックとともに利用者に送付するといったものとなっている。

なお、DNPお口健康ナビの検査キットの販売については、価格はオープン価格だが、ハルメクのカタログ通販「ハルメク 健康と暮らし」にて10月10日から、DNPが運営する医薬品のネット通販サイト「メディチョイス」にて11月1日から、それぞれ販売される予定のほか、将来的には歯科医院、産科クリニック、調剤薬局、ドラッグストアなどへと販路を拡大していく計画だという。

検査キットの外観(唾液採取用チューブやアンケート用紙などが入っている)

結果レポートの見本。なお、同検査サービスは、統計的な手法により警戒レベルを算出するものであり歯科医師の診断ではない