Microsoftは8月2日リリースを予定しているWindows 10 Anniversary Updateに備えて、企業組織向けのWindows 10移行支援を行うクラウドサービス「Windows Upgrade Analytics」を提供することを26日(現地時間)、公式ブログで発表した。
Microsoftは企業から送られているアプリケーションやデバイスドライバなどの遠隔測定データをMicrosoft Data Management Serviceで収集し、Upgrade Analytics ServiceとMicrosoft OMS(Operations Management Suite)ワークスペースで分析。その結果をアップグレード解析結果として企業に提供する。企業はOMSポータルサイトにUpgrade Analytics Solutionを追加し、組織とMicrosoftの間で利用統計情報の送信を有効にしなければならない。より具体的な情報や操作方法は、TechNetで確認可能。Microsoft Senior Product Marketing ManagerのNathan Mercer氏は、「組織のWindows 7やWindows 8.1上で使用しているアプリケーションやデバイスを、Windows 10へ移行することを支援するサービス」とアピールしている。
また、新たにWindows 10に対応するビジネスアプリケーションの一覧表示や登録を行う「Ready for Windows」を新たに立ち上げたことも合わせて発表した。執筆時点では、AGSConecta PremiumやdocboxといったアプリケーションおよびWebサービスがいくつか登録されており、Mercer氏は「テストおよび企業内で展開するアプリケーションを決定する貴重な情報を探し出せる」とアピールしている。
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Ready for Windowsの公式サイト |
阿久津良和(Cactus)