フィリップス ライティング ジャパンは、Apple社のApple HomeKitに対応したスマートLED照明「Philips Hue(フィリップス ヒュー)」を発売した。全国のApple Store店舗、およびApple Online Store他で順次販売が開始されている。価格はオープン、スターターセットの実売価格は2万4,800円前後(税別)。

Philips Hue スターターセット v2

専用アプリイメージ

同製品は、新しい照明システムに加え、日本においても関連するサービスが順次登場しているIoT(Internet of Things:インターネットオブシングス)を牽引する製品として注目されている。2013年9月に日本で発売を開始した同シリーズだが、今回発売された新バージョンの「Philips Hue」は、Apple社のスマートホーム規格「Apple HomeKit」に対応し、iOSのアプリケーション「Siri」による音声コントロールで照明を操作できるのが特徴となっている。照明のオンオフや、Hue専用アプリで設定したシーンの変更、明るさの調整などを音声でコントロールでき、また、これまで通りスマートフォンやタブレット端末、別売りの「Hue Tap Switch(ヒュー タップ スイッチ)」でも操作は可能となっている。

また、「Philips Hue スターターセット v2」には、800lm(ルーメン)のLEDランプ3つと、Hueを操作するためのブリッジが同梱されている。Hueは遠隔操作により外出先から家の照明をコントロールしたり、朝起きる時間に合わせ徐々に明るく 照らすようタイマーを設定したりと、生活の様々なシーンで活用でき、家庭で照明とインターネットが繋がるIoT体験をすることができる。また、1,600万色以上の色を再現できるため、好みの色に設定することもできるということだ。また、専用アプリには、照明が人体に与える生物学的影響を研究して作られたオリジナルの「ライトレシピ」機能が搭載しされており、“くつろぐ”、“本を読む”、“集中する”、“やる気を出す”といった、それぞれのシチュエーションで最適な明かりを選ぶことができるようになっている。

ブリッジは、Apple HomeKitに対応し、従来製品のラウンド型から、スクエア型に変更となっている。また、これまで単体で取り扱いのなかったブリッジのみの販売も開始し、LEDランプを含めたHue製品から好きな組み合わせでHueの使用を始められるということだ。