宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3月22日、アラブ首長国連邦宇宙機関(UAESA)と機関間協定を新たに締結したと発表した。
UAEとJAXAは2013年に打ち上げられたUAEの地球観測衛星「ドバイサット2」にJAXAのマイクロ波放電式中和器を搭載するなど、協力関係を築いてきた。また、UAESAは2014年に設立されて以来、火星探査ミッション計画を発表するなど宇宙活動に積極的に取り組んでいる。
今回の協定では、JAXAがこれまで培ってきた宇宙開発利用の技術・人材を活用し、互恵的な協力関係の構築を目指す。今後、宇宙活動に関する研究開発・利用、国際宇宙ステーションの「きぼう」日本実験棟の利用、人材育成などの分野で相互協力を深めるために協議を進めていくとしている。