チカクは9月14日、同社初めてのサービスとして「まごチャンネル」を発表した。同サービスは、スマートフォンに苦手意識があるシニア世代向けの簡単な動画・写真共有サービス。専用アプリで撮影した写真や動画をその場で遠隔のテレビに配信し、テレビに孫専用のチャンネルが加わったような体験を提供する。
PCの操作が苦手で、スマートフォンも持たない(使いこなせない)祖父母世代に、子ども夫婦や孫の毎日の生活をストレスなく共有することを目指して、同サービスは開発されたという。
動画や写真の受信は、通信回線を搭載したセットトップボックス(以下、まごチャン受信ボックス)を通じて行い、操作は普段使っているテレビリモコンをそのまま使用する。
新しい動画や写真がテレビ側に届くと、「まごチャン受信ボックス」の窓に明かりが優しく点灯する。一方、「まごチャンネル」を見始めると、それを知らせる通知がリアルタイムでスマートフォンに届く。そのため、配信した写真や動画を楽しんでもらえていることが実感できるうえ、元気で暮らしていることを知る手立てにもなる。
同日より、サイバーエージェント・クラウドファンディングのプラットフォーム「Makuake」で先行受付を開始し、まごチャンネルを受信するための端末の来春からの出荷とサービス開始を目指す。
当初は「Makuake」を通じて申し込みを受け付け、需要予測やサービスへのニーズの実証を行いながら、並行してまごチャン受信ボックスの量産化を進め、量産化の準備が整い次第、一般販売を開始する。
一般販売予定価格は、初期費用(まごチャン受信ボックス)が1万9800円 、月額使用料が980円。