サンディスクは6月17日、USB Type-CコネクタとUSB 3.0コネクタの2つのコネクタを搭載したデュアルUSBフラッシュメモリ「サンディスク デュアルUSBドライブ Type-C」を7月より出荷すると発表した。

USB Type-Cは5Gbpsのデータ転送速度を実現する規格で、第2世代(Gen 2)では10Gbpsまでサポートされる予定となっている。従来のUSBコネクタの規格では、上下の向きが存在していたが、Type-Cはリムーバブル仕様であり、向きを気にせずに差し込むことが可能なほか、給電能力もUSB Power Delivery(USB PD)により最大100Wまで対応することが可能となる。すでにGoogleがAndroid MにてType-Cをサポートすることを明らかにしているほか、AppleのMacBook 12"なども採用しており、今後も採用機器は広がっていくと考えられている。

同製品は、そうしたType-Cコネクタを備えた次世代デバイスと従来のUSBコネクタを備えたパソコンなどの間で安全、簡単、そして素早くデータ転送を実現することを目的に開発されたもの。容量は32GBで、転送レートは60MB/s、先述のMacBook 12"のほか、Google Chromebook Pixel、LeTVスマートフォンなどを対応ホストとなっており、OTG対応のAndroidモバイル機器にて使用することが可能だ。

また、同社が提供する無償のAndroidアプリ「サンディスク メモリーゾーン」とも連携しており、これによりデータの保存場所の特定や整理、転送、バックアップといったコンテンツ管理を手軽に実施することが可能となる。

「サンディスク デュアルUSBドライブ Type-C」の概要

なお、市場想定価格は1万円程度(税別)としている。

「サンディスク デュアルUSBドライブ Type-C」の外観