IDTは1月15日、高性能かつ低位相ジッタの水晶発振器「XU/XL」ファミリを発表した。

同製品は、12kHz~20MHzの積分範囲で通常のジッタ値がRMS値で300fs、最大値で400fsなのが特徴となっており、RMS位相ジッタが300fsなら、周波数を16kHz~1.5GHzの範囲でカスタマイズできる。また、HCMOS、LVPECL、LVDS、HCSLの出力に対応している。この他、市場投入までの時間を短縮するために、周波数をカスタムした発振器の迅速な発送を行っている。これまで、他のベンダからの納入では何カ月も待たなければならなかったが、同社の新しい水晶発振器なら2週間以内に受け取ることが可能であるという。これらにより、ネットワーキング、通信、データI/O、ストレージ、サーバなどの用途に理想的であるとコメントしている。

なお、「XU」ファミリはLVPECL、LVDS、HCSL、HCMOSの出力に対応し、動作電圧は3.3V、2.5V、1.8Vとなっている。また、パッケージは業界標準の7mm×5mmもしくは5mm×3.2mmサイズで、周波数誤差は±20ppmと低く、温度範囲は広く-40℃~85℃である。

「XL」ファミリはLVPECL、LVDS、HCMOSの出力に対応し、動作電圧は3.3Vと2.5Vである。業界標準の7mm×5mm、5mm×3.2mm、3.2mm×2.5mmサイズのパッケージから選択でき、周波数誤差は±20ppm、温度範囲は-40℃~85℃となっている。

高性能かつ低位相ジッタの水晶発振器「XU/XL」ファミリ