コンテックは12月1日、クアッドコアインテルAtomプロセッサE3845(1.9GHz)、および独自の拡張RAS機能を搭載した新書サイズの組み込み用PC「BX-220」シリーズを発表した。
同製品は、クアッドコアインテルAtomプロセッサE3845、4GBメモリ、SSDを採用した小型組み込み用コンピュータである。最新の組み込み用Atomプロセッサを採用することで、従来製品の「BX-210」と比較して、演算能力を約4倍、グラフィックス能力を約3倍向上させている。また、新書サイズほどの小型かつスリムな筐体で、ファンレススリットレスを実現しており、作動音がせず内部に埃を吸い込まないため、設置場所を選ばず、保守メンテナンスを軽減できる。用途として、演算処理が必要な高機能IoTゲートウェイ、産業用制御システム、インタラクティブなデジタルサイネージキオスク端末・自動販売機、医療機器、車載用インフォテインメントシステムなど、さまざまなアプリケーションを想定しているという。
この他、メインのコンピュータ機能とは独立させた独自の拡張RAS機能を搭載している。同機能は、プログラムのハングアップ、OSの起動不良、内部温度上昇の異常検知でシステムを自動的に再起動させたり、障害解析に役立つ異常発生内容の詳細ログを保存したり、システムの信頼性を高めるさまざまな機能を提供する。なお、同機能を使用するには2015年2月から提供が開始される予定の専用ユーティリティ(無料)が必要となる。