プロフェッショナル仕様向けの3Dスキャニングソリューションを手がけるArtecは、9月17日~19日開催の「Inside 3D Printing Conference & Expo Tokyo」で高速3Dフルボディ・スキャナ「Artec Shapify Booth」を日本で初めて公開し、販売・レンタルを開始すると発表した。

「Artec Shapify Booth」は、1回あたり12秒で全身をスキャンし、人を形取ったフィギュア用の高品質な3Dデジタルモデルを3分程度で生成するシステム。高解像度の3Dスキャナを4台搭載し、それが中心に立つ人物を周回することでスキャンをする。キャプチャした画像は自動的に組み合わせて3Dモデル化され、後処理などは不要。生成されたデジタルモデルは3Dプリントセンターにて、8インチのフルカラー・ミニチュア像に3Dプリントでき、1週間程度で届けることが可能だという。

すでに英国の大手スーパーマーケットでは、同社のハンドヘルドスキャナを使用して一般客の3Dフィギュアのスキャンとプリントを行うシステムを導入しており、成功を収めていることが、「Artec Shapify Booth」の開発につながったとのこと。

日本国内でもショッピングモールやテーマパークなど、人の多い場所での使用を想定しており、集客効果も期待できるという。

利用者はブースの中心に立ち、3Dスキャナが周回する (写真はイメージ図)