テレダイン・レクロイ・ジャパンは6月18日、自動車試験ツールのラインアップとして、CANフレキシブル・データ・レート(FD)トリガ/デコードソリューション「CAN FDbus TD」を発表した。
同ソリューションにより、物理レイヤの信号とプロトコル・レイヤのデータを1つの画面上で関連付けし、CAN FDトリガではフレームID、特定のデータ・パケット、リモート・フレームおよびエラー・フレームを分離することができるようになるほか、デコードではカラーコード化されたオーバレイを使用して捕捉中のデータの異なる部分を分かりやすく表示することで、フレームID、ステータス・ビット、メッセージ・データなど、CAN FDデータのさまざまな部分を素早く特定することができるようになるとする。
また、CAN FDと従来のCANを同時に使用するといった組み合わせも可能な4つのバスを同時にデコードする機能も備えており、デコードされたデータを対話型テーブルに表示することも可能だ。さらに、同テーブルのデコード結果を選択する事で自動的に該当部分の波形をズームする事が可能なため、長い記録でもスクロールして探す必要をなくすこともできるという。