MooTools - a compact javascript framework

MooTools開発チームは5月19日(米国時間)、「MooTools - MooTools 1.5 is here!」においてJavaScriptフレームワークの新版「MooTools 1.5」をリリースしたと伝えた。「MooTools 1.5」は大量のバグを修正したバージョンとされている。また、JavaScriptに新しく追加された機能のサポートや、新しいブラウザのサポートなどが行われており、MooToolsを使用している場合にはアップグレードを検討したいバージョンとなっている。

ひとつ前のバージョンと比較した「MooTools 1.5」における主な変更点は次のとおり。

  • SwiffをCoreから取り出し
  • ブラウザ別機能実装ではなく機能検出ベースの実装へ切替(feature detection)
  • IEサポートの追加
  • ユニットテストの改善
  • Elementクラスの操作スピードの向上
  • ElementクラスへappendHTMLメソッドを追加
  • FxクラスへisPaused()メソッドを追加
  • String.containsの実装をEC6に準拠したものへ変更
  • getStyle()メソッドのデフォルトエンジンをgetComputedStyleへ変更
  • ビルドシステムにおいてGruntを活用するように組み替え

バグ修正および新しいブラウザへの対応が盛り込まれていることから、MooTools 1.5よりも前のバージョンと非互換になった部分などを確認した上でバージョンアップを検討したいリリースといえる。