ヴイエムウェアは5月20日、国内の有職者/学生500名超を対象に実施した「モバイルワークと仕事・働き方に関する実態・意識調査」の結果を発表した。

同調査は、ITの利用が日常化する今、仕事や働き方でも従来とは異なるコラボレーションやモバイルワークが実践されるような環境が変化しているとして、仕事・働き方に対する実態や意識を把握するため、『WIRED(ワイアード)』に委託して行われた。

回答者は、日本国内在住者のWIREDオーディエンス534名(有職者451名、学生49名、その他34名)。

調査によると、回答者の64.9%が「社外でモバイルワークをする(いつもしている、もしくは時々する)と回答した。企業規模別で見ると、100人未満が77.3%だったのに対し、100人から500人規模、500人から1,000人規模、1,000人以上では順に63.8%、60%、57.9%と低下する傾向にある。

モバイルワークの利点としては、「仕事と生活を両立した働き方(62.4%)」、「業務の短時間・効率化(46.3%)」、「移動に伴う時間と費用の削減(44.8%)」が挙げられた。

仕事をするうえで最も重要視している点は、「ワークライフバランス」が43.4%でトップになり、「給与(16.9%)」、「キャリア構築(13.5%)」の順となった。

ワークライフバランスを最重要視すると回答した比率は女性の間で高く、60.8%を占め、次点の「給与」以下を大きく引き離した。一方、「プライベートと仕事を上手く両立できている」との問いに対しては、「とてもそう思う」は18.9%にとどまり、理想と現実には依然として乖離がある点も判明した。

ライフスタイルに合わせた就労形態の阻害要因としては「経営者の意識」が40.3%でトップとなり、「職場以外の就業環境(15.7%)」、「働く人の意見(15%)」で続いた。

仕事をするうえでの最重要項目 資料:ヴイエムウェア