三菱自動車は4月25日、同社のコンパクトSUV「RVR」に、燃費性能や内外観の質感向上などの改良を施して販売することを発表した。
RVRは、専用のエアロパーツを採用したスタイリッシュな特装車「ROADEST」がラインアップされているほか、欧州では「ASX」、北米では「アウトランダースポーツ」という名称で販売されている。
今回の改良では、ギヤ比幅を拡大したCVTを採用することで、加速性能を向上させるとともに燃費を約5%向上し、2WD車では16.6km/L(従来の+0.8km/L、JC08モード燃料消費率、国土交通省審査値)を実現した。また、2WD車全車および「M」4WD車では平成27年度燃費基準を達成、「G」4WD車では平成27年度燃費基準+10%を達成しているという。
さらに、電動パワーステアリングとサスペンションの設定を最適化し、操縦安定性と乗り心地を向上させたほか、エクステリアでは、フロントバンパー左右下部のフォグランプ周囲に存在感のあるLEDデイライトを組み込み、新デザインの17インチアルミホイール(切削光輝仕上げ)を採用。フロントフェンダーのサイドアンダーミラーを廃止してドアミラー一体型とすることで、先進感と上質感のある外観にしたという。加えて、ボディカラー展開を見直し、スポーティなイメージのライトニングブルーマイカを新たに設定したという。
なお改良型RVRは全国の系列販売会社を通じて4月25日より販売される。