ACCESSと東京書籍は4月8日、ICTと教育コンテンツを組み合わせ、一人一人の個性に合わせた学習を生涯にわたり支援することを目的とした「ICTを活用した教育サービス」および「ICT教育サービス向けオンラインプラットフォーム」の開発・事業化に向けて協業することを発表した。
両社は今後、ACCESSの技術力と東京書籍のコンテンツ等を組み合わせ、教材電子化の流れに即した新たな教育サービスの企画・開発・提供の推進、およびACCESSの教育向けEPUBビューア「PUBLUS Reader for Education」と、クラウド側機能を組み合わせた「ICT教育サービス向けオンラインプラットフォーム」の開発・提供の推進について検討。
また、様々な企業や団体の知見も取り入れながら、仕様をオープン化したり、教育領域に携わっている、または関心のある出版社、各種サービス事業者、メーカー、システムインテグレーター等から、今回の取り組みに賛同する企業や団体の参加を募ると共に、運営のための枠組み作りを進め、さらに海外展開を視野に入れて検討を進めていく。
両社は、表示機能の大幅な機能拡張によるアクセシビリティ向上を第一に、電子教材用ビューアの共同研究を進めており、その成果の一部として、ACCESSの教育向けEPUBビューア「PUBLUS Reader for Education」を東京書籍が採用し、5月に各自治体に配布される予定となっている。
今回の協業は、こうしたこれまでの共同研究の範囲を拡大し、ACCESSの技術力と、東京書籍の知見を持ち寄り、新たな教育サービスの開発・事業化に向けた検討を進めるもの。特別支援を必要とする学習者はもちろん、国籍、年齢を問わず、世界中の人々がいつでもどこでも継続的に「学び」にアクセスできる環境の実現を目指し、「ICTを活用した教育サービス」および「ICT教育サービス向けオンラインプラットフォーム」の具体化を推進する。