オムロン ヘルスケアは3月31日、無線通信やサーバ連携が可能な研究用途向けの高精度活動量計「Active style Pro HJA-750C」を、2014年夏に発売する予定であることを明らかにした。

同社は2008年に国立健康・栄養研究所との共同で開発したアルゴリズムを搭載した研究用途向けの高精度活動量計「HJA-350IT」を発売しており、これまでに累計約1万5000台を販売した実績がある。HJA-750Cは、HJA-350ITで採用しているアルゴリズムはそのままにしつつ、小型・軽量化が図られたもので、従来機種比で22%(体積比)の小型化・薄型化・軽量化を実現したという。

また、研究で求められる精確で詳細なデータ収集を可能にするため、一般の活動量計よりも高精度の3D加速度センサを搭載し、10秒単位で身体活動データを記録することが可能なほか、従来機ではUSB接続のみであったデータ通信を、NFC(Near Field Communication)やBluetoothといった無線通信に対応させることで、手軽にデータ転送をできるようにした。

さらに、従来のローカルPCでのデータ管理に加え、同社が保有する研究用サーバや研究者が保有するサーバへデータ転送にも対応しており、これにより個別に管理していたデータを、研究用途に応じたデータベースで一元管理することができるようになったとする。

なお、同社では、従来の腰装着以外に対応するべく、手首や足首などにも装着できるアタッチメントベルトも随時提供していく予定であるとしている。

高精度活動量計「Active style Pro HJA-750C」の外観