リンクとエーティーワークスが共同展開しているホスティングサービス「at+link」は2014年3月17日、オープンソースのKVMとSheepdogで構築したプライベートクラウド環境が初期費用0円、月額5万円から利用できる「at+link プライベートクラウド」の提供を開始した。

at+linkプライベートクラウドは、オープンソースの活用によって高いコストパフォーマンスを実現し、コントロールパネルからクラウド環境を簡単・自由に構築管理できるほか、監視・運用のサービスも含めて提供されるという特徴を持つ。

同サービスを構成する分散ストレージシステム「Sheepdog」は、物理サーバに内蔵されているHDDを用いてデータの多重化を実現した分散ストレージプールを構築し、専用の外部ストレージ機器を利用することなく、低コストで可用性の高いストレージ環境を実現するものである。

プライベートクラウド環境は最小構成で5台の物理サーバによって構築されており、ユーザーは専用のコントロールパネルから数分で利用することができる。ネットワークやディスク容量によって料金が変動するパブリッククラウドと異なり、仮想マシンを何台作っても料金は定額だ。もちろんカスタマイズも自由で、リソースやデータをユーザが完全に専有することができる。

at+link プライベートクラウドのコントロールパネル