太陽誘電は1月23日、同社の銅コアを有する部品内蔵配線板「EOMIN」向けに、基板の一部にくぼみをつくるキャビティ形成技術を開発し、新タイプの製品として商品化することを発表した。

新製品は、薄型モバイル機器のカメラモジュール向けに開発されたもので、歪みが少なくノイズなどが入らないというニーズに対応しつつも、高精度な平坦性と剛性を兼ね備えさせることに成功している。

これにより、より薄型の機器であっても1200万画素などの高画素で厚みのあるイメージセンサを搭載してもモジュール全体の小型・薄型化を実現することが可能になるという。

なお同社では、今後も銅コアを有する部品内蔵配線板「EOMIN」のさらなる薄型化を進めるとともに、多様な機能のモジュール化を実現し、機器の高機能化と小型・薄型化を実現する手助けをしていきたいとしている。

基板の一部にくぼみをつくるキャビティ形成技術を用いた部品内蔵配線板「EOMIN」