トヨタ自動車は11月14日、常熟新中源創業投資有限公司、プライムアースEVエナジー、トヨタ自動車(中国)投資有限公司の4社で共同出資し、江蘇省常熟市にハイブリッド用電池製造会社として、新中源トヨタエナジーシステム有限会社を設立したと発表した。

トヨタは現在、トヨタ自動車研究開発センター(中国)有限会社(TMEC)を中心に、2015年頃に発売する車両への搭載を予定し、中国産ハイブリッドユニットの開発に取り組んでいる。今回設立した新会社では、TMECで開発をしているハイブリッドユニットの主要コンポーネントの1つである、電池の組み立てを行う。

新会社の董事長(会長)には、常熟新中源創業投資有限公司 執行董事の曹芳氏、総経理(社長)にはトヨタ自動車 主査の山田錠之氏が就任する。投資金額は2437万ドル。出資比率は、常熟新中源創業投資有限公司が50%(487.5万ドル)、トヨタ自動車(中国)投資有限公司(TMCI)が5%(48.75万ドル)、プライムアースEVエナジーが10%(97.5万ドル)、トヨタ自動車が35%(341.25万米ドル)となっている。生産能力は年産約11万基。従業員数は約70名を予定している。

今後、電池の組み立てに関する施設の建設、設備の導入を行い、2015年中の稼動開始を目指していく。