電通、東京大学先端科学技術研究センター、ロボ・ガレージ、トヨタ自動車が宇宙航空研究開発機構(JAXA)の協力のもと進めてきた共同研究「KIBO ROBOT PROJECT」は、8月21日に国際宇宙ステーション(ISS)にて、ロボット宇宙飛行士「KIROBO」が、宇宙における発話に成功したと発表した。
KIROBOは8月4日に、種子島宇宙センターより打ち上げられたH-IIBロケット4号機に搭載された宇宙ステーション補給機「こうのとり(HTV)」4号機に乗り、8月10日にISSへ到着。
8月21日にISSの日本実験棟「きぼう」にて起動確認が行われ、世界で初めてとなる宇宙でのロボットの発話に成功したという。
その第一声は、「2013年8月21日、未来の希望へ、ロボットの第一歩です。」であったという。
なお、KIROBOは今後、11月~12月ころにISSへと到着するJAXAの若田宇宙飛行士と、宇宙における人とロボットとの会話実験を実施する予定となっている。