ロームは11月15日、Intel Atom E3800ファミリ向けパワーマネジメントIC(PMIC)「BD9596MWV」を発表した。

同製品は電源シーケンスまで含めてE3800が要求する電源すべてを提供することが可能な16chのシステム電源ICで、独自の過渡負荷応答特性を持った電源コアを搭載しており、2ch DC/DCコントローラ、3ch DC/DCレギュレータ、2ch IMVP7Liteコントローラ、8ch LDO、1ch Loadスイッチを1パッケージに搭載しており、E3800を組み合わせることで、部品点数を従来ソリューション比で40%削減できるほか、実装面積も50%削減することが可能になるという。

また、車載用途にも対応可能な各種保護機能(UVLO、TSD、SCP、OVPなど)を内蔵しているほか、動作温度範囲も-40℃~+95℃まで対応している。

すでに同ICとE3800を搭載したリファレンスボード「GOJYO-BT」も開発済みで、カスタマに貸し出すことが可能となっているほか、購入する場合も、台湾NEXCOMから入手することが可能になっているという。

ロームのAtom E3800ファミリ向けPMIC「BD9596MWV」のパッケージイメージ(左)と、同ICを搭載したリファレンスボード「GOJYO-BT」(右)